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【DDT】ケンドー・カシン 青木真也に〝拳王の倒し方〟伝授「この白覆面をかぶって入場すれば…」

東スポWEB 2024年12月2日 5時9分

〝悪魔仮面〟ことケンドー・カシンが、〝バカサバイバー〟青木真也(41)に「拳王の倒し方」を伝授した。

カシンは1日、DDT品川大会に出場する青木を訪問。格闘技イベント「ONE Fight Night26」(7日、タイ・バンコク)で柔術家コール・アバテ(米国)とグラップリング戦で対戦する早稲田大の後輩にエールを送るためだ。

会うなりガッチリ握手を交わし「残念だったな、俺だよ」とあいさつ。その上で「今回の試合は『オールドメディア対SNS』のようなものだから。頑張ってください」と分かるような分からないような言葉を並べた。

さすがの青木も「あ、ありがとうございます、先輩」と戸惑いつつ声をしゃがれさせる。

さらにカシンは、青木の対戦相手が20歳の若手である点に注目。「俺も昔、ブラジルで修行した時に16歳くらいの若いヤツにスパーリングで5回くらい三角絞めを決められたから大丈夫だ。相手の名前? 確かベウフォート…」と、後のUFC世界ライトヘビー級王者でPRIDEでも活躍したビクトー・ベウフォートと若手時代に〝対戦〟していたことを変なタイミングで告白だ。

そして「今回もセコンドで呼んでくれれば行ったのに。俺もタイに行きたかった…」と残念そうに口にした。

これに青木が「いや、今回はセコンドはちょっと…」とメガネを曇らせたのを見るや、カシンは「そんなことより拳王だ」と声のトーンを一変させた。

28日のDDT東京・両国国技館大会で中村圭吾と組んで拳王&大和田侑と対戦する青木も、この言葉に「先輩、拳王の倒し方を教えてください!」と前のめりだ。

カシンは21年3月に当時拳王が保持していたGHCナショナル王座に挑戦。試合には敗れたが、戦前は場所を選ばずにあの手この手で拳王を襲い、精神的に追い込んだ実績がある。

この経験を踏まえ「拳王ってピュアなんだよ。襲撃するたびに驚いていたから。たしか横浜で襲った時だったと思うけど、小さい声でずっと『え、誰? 誰?』って言ってたし。だからとにかく襲撃するといいよ」と進言する。

「どこで襲えばいいんでしょうか…」と至極まっとうな疑問を持つ青木に、「どこでもいい。向こうのスケジュールを調べて先回りして襲え!」と日曜の昼下がりに似つかわしくない物騒なワードを連呼した。

その後、青木から「それはそれとして先輩、最近は何をしてるんですか?」と聞かれたカシンは「人と話したのは今日が2週間ぶりです。そういえばこの間、寝ていたら顔にカメムシが止まっていたので払ったら、汁をつけられてかぶれてしまった。青木君もカメムシには気をつけてほしい。試合前だから」と力説する。

最後に「この白覆面をかぶって入場すればきっと拳王は動揺するはずだ」とどこかで見たことがある白いマスクを託すと「じゃあ、俺は忙しいからもう行くぞ。誰が何と言おうと俺はSFCに誇りを持っているんだ…」と意味不明な言葉を口走り湘南方面に向かった。

白覆面を手にしばし立ち尽くした青木はその後、DDT品川大会の6人タッグ戦に出場。拳王戦で組む中村をフルネルソンで押さえ込んで勝利するや「俺もアバテ戦まで人と話すのをやめて集中力を高めようかな…」とつぶやき、自転車で走り去った。

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