国際政治学者の三浦瑠麗氏が2日、X(旧ツイッター)を更新。バイデン米大統領が脱税罪などに問われていた次男を巡り恩赦に署名した件に言及した。
バイデン氏の次男ハンター氏は2018年10月に拳銃を購入した際に薬物依存を申告せず、違法に銃を所持。また、16年から19年の分の税金約140万ドル(約2億円)の支払いを怠っていた。どちらの罪でも今月中に量刑が言い渡される予定だったという。
バイデン氏は来年1月に退任。駆け込みで息子に恩赦を出したことになる。三浦氏は「トランプ氏と自分は違う、ハンター氏が有罪になっても特別扱いはせず恩赦はしないと明言していたが、いまとなっては恩赦を選んだ理由はよくわかる。ただ、両陣営とも『我が方』が不公正な扱いを受けていると感じている点では同じということ」と解説した。
三浦氏の指摘通り、バイデン氏は次男について「明らかに異なる扱いを受けていた」と、大統領の息子がゆえに政治的圧力があり「誤審」になったとしている。
SNSでは「これでトランプが誰を恩赦しても民主党もメディアも批判出来ない」「これで民主党はトランプのことを批判できなくなったな」と、トランプ次期大統領が同じことをしても責められなくなったと指摘されている。