ベルギー1部シントトロイデンのGK小久保玲央ブライアン(23)が、物議を醸す判定に巻き込まれた。
1日に行われたリンブルフダービーのホーム・ゲンク戦。2―1の後半アディショナルタイムのオウンゴールで追いつかれて、2―2の引き分けに終わった。その場面、相手のMFイブラヒマ・バングラのシュートが、小久保に当たっての得点となったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。バングラのハンドの可能性が指摘されたが、判定は小久保のオウンゴールとなった。
しかし、フェリス・マズー監督は、この判断に激怒。ベルギーメディア「sporza」によると、「クソッタレ!(バングラは)は明らかに手でゴールしたじゃないか!」と吐き捨てたという。ただ、試合後の会見では「それについて話す気にはならない。あの後、私はレフェリーと話をした。我々は勝利に値したのだから」と努めて冷静に語った。
一方の元指揮官で敵将のトルステン・フィンク監督は「私たちにとっては、すべてがうまくいった。イブラヒマはヒザでボールをヒットした。審判もVARも同じ考えだった」と土壇場で拾った勝ち点1に満足げな言葉を残した。