女子プロレス「スターダム」は2日、スタッフへの暴行を働いたテクラ(31)に対する処分を発表した。
22日八王子大会までを出場停止期間とし、選手契約に基づき出場停止期間中の給与は無給。さらに選手契約に基づき、罰金2000ドル(約30万円)を科すことになった。
極悪軍団「H.A.T.E.」に所属するテクラと渡辺桃は、1日上越大会のタッグリーグ「ゴッデス・オブ・スターダム」最終公式戦で羽南&飯田沙耶と対戦。リングアウト負けし、決勝トーナメント(7日、浜松)進出の道が断たれた。
試合後のテクラは大荒れで、羽南に襲い掛かっただけでなく、岡田太郎社長の襟元をつかんでもみ合いに。仲裁に入った飯田と男性スタッフを殴り飛ばしKOしていた。
当該スタッフはその後回復し、イベントや撤収作業も可能な範囲で参加したという。ただし2日に通院したところ、1週間の打撲と診断された。
団体は「当人も選手への処罰を望むことはないとのことでしたが、今回の行為においては、乱闘中の過失でおきた事故ではなく、テクラ選手の故意における暴行と判断したため、当社は以上の処分を決定いたしました」と説明した。