来季、内野レギュラーを目指す巨人の中山礼都内野手(22)が2日にジャイアンツ球場に訪れ、単独で自主練習を行った。室内練習場で軽くノックを受けた後、ピッチングマシンを使っての打撃練習に励み、汗を流した。
中山は今季32試合に出場。規定打席には到達しなかったものの打率3割1分8厘、得点圏打率3割と昨季の打撃成績を大幅に上回る数字を残した。DeNAとのCSファイナルステージ第4戦(10月19日=東京ドーム)では0―0で迎えた5回に先制ソロを放ち、勝利に貢献した。
先月27日の契約更改では現状維持の2260万円でサイン。中山は「全てにおいてレベルアップすることはもちろんですし、来年に向けてこのオフは圧倒的な力をつけて、一軍で500~600打席立てるように。次は優勝する瞬間を、グラウンドに立っている状態で味わいたい」と意気込んだ。
今季の巨人内野は一塁・岡本和、二塁・吉川、三塁・坂本の3選手がゴールデン・グラブ賞を受賞。割って入るのは困難だが、背番号40は守備と打撃の練習割合は5対5とバランスを取って自主トレに臨んでいるという。
「守備に関しては『安定感』っていうのはまだまだですし、そこで信頼を得ないと使ってもらえないと思う。しっかり数、量のノックを受けて『安定感』をテーマにやっていきたい。打撃は自分の長所である『ミート力』を消さずにもっと上のレベルまで上げていきたい」と中山は明確な目標を掲げた。
(金額は推定)