楽天初代監督の田尾安志氏(70)が2日に自身のユーチューブチャンネル「TAO CHANNEL」を更新。今オフ去就が注目される楽天・田中将大投手(36)について、自身の見解を明かした。
田中は21年1月に米大リーグから8年ぶりに古巣・楽天に復帰。日米通算200勝まであと3勝まで迫っていたが、今季は右ヒジ手術の影響もあり、一軍登板は9月のオリックス戦1試合のみ。球団との交渉で今季推定年俸2億6000万円から減額制限40%を超える大幅減を提示され、自由契約となることを選択。2日に日本野球機構(NPB)から自由契約選手として公示された。
田中の獲得については、日本ハム・新庄が「育てるのが好き。(ソフトバンク)リチャードなら欲しい」とのコメントが報じられるなど、慎重な姿勢を示している球団もある。田尾氏は、「ヤクルトが本命と言われてる方が多い」としつつ、「中日の井上監督はちょっと消極的ということなんですが、今のチーム事情からすると来シーズンやってくれるんじゃないかなという期待値も高いので。きてくれるのであれば、ドラゴンズは獲る方向に向いた方がいいのではないかと思いますね」と古巣に提案。
その上で、「田中将大投手にはあえて低い年俸で契約してもらいたいですね。お金じゃないんだというところを見せてもらいたいですね。今年2億6000万でしたけれども、(年俸)1億円を割る年俸で契約してほしい」と自身の見解を示した。