楽天・田中将大投手（３６）が２日、自由契約選手となった。この日、日本野球機構（ＮＰＢ）から来季２０２５年シーズンの契約保留選手名簿が公示され田中はこの名簿から外れた。
先日、田中は楽天と交渉し野球協約の減額制限（年俸１億円超は４０％）を超える来季年俸を提示され、自由契約となることを自ら選択した。球団側も１１月２４日に同投手を保留選手名簿に記載しないことを発表していた。
日米通算２００勝まであと３勝と迫るベテラン右腕だが、今季は昨年１０月に受けた右ひじ手術の影響から長い二軍生活が続いた。一軍登板は９月２８日のオリックス戦のわずか１試合で５回４失点で敗戦投手となり、プロ１８年目で初の未勝利に終わっていた。
田中は先月２４日、自身のユーチューブチャンネルで楽天退団の意向を表明。同２６日、楽天モバイルパークで取材対応した際には「もう期待はされていない。（自分の）居場所はないんじゃないか」などと語り、球団との決別姿勢を表明していた。