作家で日本保守党の百田尚樹代表のユーチューブチャンネルで2日、NHKから国民を守る党の立花孝志党首がゲスト出演し、〝党首討論〟が行われた。
兵庫県知事選で斎藤元彦氏再選の〝立役者〟となった立花氏に対し、百田氏は「裏のMVPは立花孝志さん。勝手連的に応援されたときっかけは?」と根掘り葉掘り。
立花氏は「義憤以外の何物でもないですよ。斎藤さんがいじめられているから助けに。微風が強風になって、ブーストをかけた。最初の木金土、(街頭演説に)来る人の熱量が全然違った。余裕で逆転すると思った」と振り返った。
選挙戦で斎藤氏と立花氏が手を組んでいたとの疑念を持たれているが、立花氏はテレビでの討論会の席であいさつしただけで「しゃべったことがない。僕は斎藤さんとしゃべって、2人でやっていると言われるのが嫌。終わったら連絡来るかなと思ったが何もない」と苦笑する。
この日、斎藤県政で副知事のなり手がいないとの報道を受け、立花氏は「副知事が見つからないという記事があったんで立候補しておきます。(僕を副知事にしないと)県政が回らない。そこらへんの人事力があるか」と冗談ではなく、話があれば引き受けそうな勢いだ。
さらに立花氏は「ご就任おめでとうございます」と先の衆院選で日本保守党は国会議員3人を擁する国政政党となり、百田氏が国政政党党首となったことを祝福した。
NHK党は国政政党ではなくなったが、斎藤健一郎氏と浜田聡氏の両参院議員が所属しているとあって、立花氏は「両党がひっつくと5人になって、NHKの日曜討論に必ず呼んでくれる。党首討論やメディアの扱いが違う。選挙が終わったら離れるということでご提案、お時間をつくってもらいたい」と来年の参院選での共闘を要請した。
これに百田氏は「面白くてややこしい問題も含んでいる。中国の三国志でも魏・呉・蜀はずっとケンカしていたわけではない。蜀と呉がくっついたり、敵やけど組まなあかんやろと。勝負はそういうところがある」と今後、検討していく余地はあるとした。