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政府の〝マイナ保険証〟利用促進が大混乱 共産党・小池晃書記局長「いったん停止するのが筋」

東スポWEB 2024年12月2日 22時34分

政府は2日、マイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」の利用を推進するため、健康保険証の新規発行を停止した。

これを受けて林芳正官房長官はこの日の会見で「マイナ保険証のメリットを伝え、利用促進を図ります。マイナ保険証のメリットなどをお伝えをし、利用促進を図るとともに、マイナ保険証が利用できない方も確実に保険診療が受けられるよう対応していく考えでございます」と語った。

しかし、医療機関で受診する時に提示する紙の健康保険証の新規発行停止については、全国から不安の声が上がっているという。

日本共産党の小池晃書記局長は国会内で開いた会見で「大混乱です。すでに大混乱が起こっていますし、これからも大混乱が続くことになるだろうというふうに思っています」と指摘した。

「今までの保険証が使えなくなっていると、今日(2日)の時点から、使えなくなっていると誤解されている方もたくさんいらっしゃいます。ある自治体では『(保険証を)捨てないで』とアナウンスしたそうです。不安が広がっています」

石破茂首相は衆院代表質問の中で健康保険証の新規発行が停止され、これまでの保険証に変わる「マイナ保険証」に関し「本人の健康医療情報を活用した適切な医療の提供に大きく寄与する」とメリットを強調した。

「総理自身が今日の衆院本会議で問題になっていましたが、(首相に就任前の)9月に『納得しない人がいっぱいいれば、併用も選択肢として当然だ』と、併用ということは従来の保険証を残すという意味だと思います。納得しない人はいっぱいいます。総裁選前の言明に照らせば、併用を続けると、従来の保険証の停止は一旦停止することが筋だと思います」と小池氏は語った。

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