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玉川氏 秋田市のスーパーに侵入で大騒動…クマ対策は「全国で考える時期」と力説

東スポWEB 2024年12月2日 23時9分

コメンテーターの玉川徹氏が2日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜、午前8時)に出演し、秋田市内のスーパーにクマが侵入した事件について、対応策は「全国で考える時期だと思います」と力説した。

11月30日にクマがスーパーに侵入。男性従業員が顔をひっかかれるなどし、軽傷を負った。市は店舗の出入り口付近に箱わなを設置。2日の8時ごろ店内に仕掛けた箱わなで捕獲されているのが確認されたと報道した。

今回、箱わなでの捕獲作業で、なぜ銃の使用をしなかったのかを調べたという玉川氏は「総務省の各自治体への中で、秋田市はまず警察から発砲許可がないと、なかなか猟友会の人も発砲できない。しかし、警察はなかなか許可を出さない、市街地の中では」と地理的問題で猟銃が使えなかったと説明した。

猟銃については2018年前に北海道の猟友会の男性が砂川市の要請を受けて駆除に当たった際、住宅の方向に発砲したとして道の公安委員会から猟銃所持の許可を取り消され、男性は処分の取り消しを求める訴えを起こした。ただ、10月に北海道高裁は「弾丸が周辺の建物に到達するおそれがあった」などとして男性の訴えを退ける判決が出した。

玉川氏は「ボランティアですよ、猟友会の皆さんは。ボランティアで行って、人のためにそういう風なことやったのに、その結果として違反したってことで、猟銃を取り上げられてしまうということになれば、協力できませんよって話が出ているんですよ、北海道の中でも。秋田でも同じような状況の中で、やっぱり、処分をされてしまうってことがあると猟友会の人たちも、積極的になれないところがある。どうするんですか」と現状に疑問を呈した。

今年はどんぐりが豊作だったこともあって、クマの出没は「減るかと思ってた」という玉川氏だが「結局、覚えちゃったら、こうやって出てくる山がどうであれ、出てくるってことですよね」とクマはおいしいものを求めて街に出てきてしまうと語る。「どうするんですか、猟友会の人も頼れない。じゃあ警察が積極的にやるんですか? 全国で考える時期だと思います」と力説した。

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