パリ五輪の陸上女子やり投げ金メダリストの北口榛花(26=JAL)が、珍提案を歓迎した。
北口は2日、都内で行われたスポーツニッポンフォーラム制定「FOR ALL 2024」の表彰式に出席。故郷・北海道旭川市の今津寛介市長(47)も参加した。旭川東高時代に競技を始めた世界女王の活躍を受け、同市では10月13日にパレードを開催し、約4万8000人が集結。地元での北口人気は高く、この日に今津市長は〝3つの公約〟をぶち上げた。
初めに「〝北口榛花の日〟をつくりたい。メダルを取った8月11日か、パレードをした10月13日で」と熱弁。続いて「北口さんが高校時代に汗を流した(市内の)花咲陸上競技場を〝北口榛花記念陸上競技場〟にしたい」と力説した。最後に「(北口にまつわる)何か記念のモニュメントをつくりたい」と構想を語った。
さらに、今津市長は「(市)議会の先生方や所属先、本人の意向もあるけど、できる範囲の中で実現していきたい」と付け加えた。
これに、北口も「モニュメントを建てるなら〝北口榛花ロード〟的なものをつくっていただきたい。日本記録(自身の67メートル38)を更新するたびに、距離がわかるラインを引いていただいて、工事してもらえた方が私的にはうれしい」とノリノリで逆要望を送った。故郷での3つの〝公約〟が実現すれば、大きな注目を集めそうだ。