2025年オフにもポスティングシステムでメジャー移籍を目指すヤクルト・村上宗隆内野手(24)をめぐり、早くも米メディアが大きな盛り上がりを見せている。
MLB公式サイトも2日(日本時間3日)に「すでに素晴らしい実績を残している」などと打率3割1分8厘、56本塁打、134打点で令和初の3冠王に輝いた2022年の成績や経歴を紹介。1年後の〝目玉〟として取り上げられている。
その中で、老舗の米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「ヤンキースの長期的なニーズに合致する可能性がある」と特定の球団名を挙げて報道。その理由として挙げたのが、来季の流動的な内野布陣にあり「ヤンキースはFAで獲得可能な一塁手のトップ、ピート・アロンソとクリスチャン・ウォーカーを獲得する可能性があるが、ポール・ゴールドシュミットやカルロス・サンタナのような1年限りの選手(契約)で落ち着くのであれば、長期的な解決は来年の冬を待つことになる」と指摘した。
村上の守備位置は本職の三塁か一塁だが、三塁での失策数が多く、米メディアでは「一塁」とみなされている。
また、村上が2023年1月にテレビ出演した際に「西側(の球団)に行きたい」と発言し「ヤンキース」とも具体的な球団名も挙げていた。これを受け、同メディアは「村上は西海岸の球団を希望し、関心があるチームとしてヤンキースを挙げた」とした。
今オフの移籍市場はウインターミーティングが始まる8日(同9日)から本格化する。まだ来季の編成も決まっていない中で、来オフに移籍する村上が話題に上る状況こそが注目の高さを物語っているといえそうだ。