タレントの久本雅美らが3日、大阪市内で行われた「初笑い!松竹新喜劇 新春お年玉公演」(2025年1月2~8日=京都四條南座)の取材会に出席した。
本公演は、松竹新喜劇になじみのない方も気軽に足を運べるように最も安価な席料は2500円で販売され、さらに劇場ではリピーターチケットも販売される。松竹新喜劇劇団員の曽我廼家一蝶は「リーズナブルなお値段」と満面の笑みでアピールした。
Aプロではシェイクスピアの名作「夏の夜の夢」をアレンジした「春の夢 嗚呼!恋は勘違い&新春ご挨拶」を上演する。曽我廼家いろはは「有沙さんの姉のお園という役をさせていただきます。(夏の夜の夢では)ハーミヤ(にあたる)役」と役を紹介した。妹を演じる女優の有沙瞳は「お姉ちゃんにあこがれる、恋に臆病な、勘違いしたりしておもしろいことになっていく、なかなかない役をする。私自身は初めての試みなので楽しみ」と語った。
Bプロの舞台は淡路島の温泉宿で久本が旅館を支えてきたベテラン従業員を演じる。「旅館のすべてを知ってるような人。巻き起こる事件の中で采配をしながら、旅館と女将を守っていこうという役です」と役柄を説明。以前出演した舞台で「夏の夜の夢」のヘレナを演じたと明かし「残念ながらAプロは出ないんですけど、思いはヘレナの役で応援してます」とした。
有沙は役名の〝初代〟(はつよ)の読み方を〝はつだい〟と勘違いしており、久本に間違いを指摘されると「そういうところがあります。すいません。ホントにもう…。いろいろやらかすと思うので、粗相があったらすいません」と顔を赤らめ、久本に「心配やな」とツッコまれていた。
15回目の出演となる久本は「お正月、ありがたいことに松竹新喜劇の舞台に立たせていただいて、演じられることを光栄に感じております。みなさんとも長年やらせていただいて、兄弟のような家族のような叔母のような気持ちでがんばらさせていただきます」と意気込んだ。