ソフトバンクから育成ドラフト1位指名を受けた日本学園高・古川遼投手(18)が入団を辞退したことについて、ソフトバンクの永井編成育成本部長が3日に説明した。
古川は身長190センチを誇る長身右腕。3年夏の第106回全国高校野球選手権西東京大会では準々決勝で早実に1―6で敗れたものの、エースとしてチームをベスト16に導いた。
球団は本人の意向を確認した上で指名。11月上旬には球団施設を訪れ、メディカルチェックも受けたが、不安などから先月16日に辞退を申し入れた。
永井部長は「日がたつにつれて徐々に本人の中で思いが出てきて、メディカルチェックの時に少し話は聞いていた。我々が聞く話では、どちらかというと、もう一回4年間大学で鍛えて上位指名でいける選手になりたいというのが強かったのかなと。残念ですけど、本人の意思がそういうことであれば仕方ない」と話した。
チームでの入団拒否は1991年の三井浩二氏以来33年ぶり。ホークスで育成選手として指名された選手の入団辞退は初めて。