つぶし返す! 3日に行われた大みそかの格闘技イベント「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)の会見にまさかの寝坊で欠席した安保瑠輝也(29)が夕方に東京入りし、改めて囲み取材に応じた。
大みそかにボクシングの元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(26=米国)とボクシングルールのエキシビション戦で対戦する安保は当初、この日昼過ぎの会見に出席予定だった。しかし、和歌山を拠点にしている安保は起床した時点で間に合わない時間だったため、あえなく欠席した。
この日の夕方、RIZIN事務局で安保は報道陣に謝罪した後「(ガルシアが日本に)来ないかもしれないと聞いてカチンと来て今朝、目が覚めた時に〝二度寝かましたろ〟と思ったんですけどそれで…」と頭をかく。それでも「運営や集まってくださった方に申し訳ないですけど、ガルシアには全く申し訳ないと思わないです」と胸を張る。会見での電話での姿勢に〝逆ギレ〟ではとの指摘もあったが「逆ギレじゃなくて普通ギレです」とさらに胸を張った。
調整は順調な様子で「2か月前から和歌山に入って、ここまでボクシングの想定をした全体的な筋力アップをしてきました。あとはスタミナアップを継続的にやっています」と自信をみなぎらせる。そして「このまま満足いく仕上がりをつくりきれば、ライアン・ガルシア相手でも互角以上に戦えると思っています。倒しに行く一択ですね。先手先手を打って、自分から仕掛けていきます」とKO勝利を宣言した。
問題児のガルシアだけに当日まで何を起こすかは分からない。だが、安保は「向こうがルール違反したら? 割とリアルにハイキックですね。(ドーピング検査)陽性とか体重オーバーとかしたら。罰金何億とか関係ない。あとはそうなったら何億円のファイトマネーのうちの半分億円をくれと。それをもらった上で蹴ります。ルール違反したのは向こうなので」と真顔。
ガルシアから「乳首をつまんで、つねってやる」と挑発された点を問われると「試合前にやってきたら俺は両乳首ひねりつぶしたります。でも、試合中ならむしろやってほしい。隙ができるので」と鼻息を荒くしていた。