WWE人気ユニット「ダメージCTRL」のイヨ・スカイが、女子世界タイトルマッチの前哨戦で手痛い敗戦を喫した。
11月30日(日本時間1日)の5 vs 5軍団対抗戦・女子ウォーゲームスで、チームを勝利に導く大活躍を見せた。イヨは女子世界王者リブ・モーガンへの挑戦権を手にしており、14日(同15日)の「サタデー・ナイツ・メインイベント」(ニューヨーク州ユニオンデール)で、リブvsイヨの女子世界王座戦が正式決定した。
2日(同3日)のロウ(ワシントン州エバレット)では、イヨがダメージCTRLの盟友カイリ・セインとタッグを組み、リブ&ラケル・ロドリゲスと前哨激突した。コーナーに控えたイヨだったが、いきなりラケルのエルボーを浴びて場外に吹っ飛ばされた。
さらにカイリがリブ&ラケルの猛攻にさらされる。延髄斬りをリブに放って何とか脱出すると、代わったイヨがリブに掌底アッパー連発からドロップキック、エルボーアタックの波状攻撃だ。さらにエプロンのラケルにも打撃を放ってダメージを与え、世界王者にジャーマン。続けて大歓声を浴びながら、コーナーに倒れたリブにダブルニーをぶち込んだ。
止まらないイヨはコーナーに上がって必殺のムーンサルトプレスの体勢に入ったが、試合巧者のリブに背後から襲われ、コーナーに宙づりに。それでも、代わったラケルにミサイルキックを叩き込み、カイリがすかさすコーナーからインセインエルボー。鮮やかに決まったが、リブにカットに入られ、惜しくも3カウントならなかった。
「イヨ! イヨ!」のチャントを浴びながら、〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟は、場外に落としたリブにトペ・スイシーダを敢行。リング上でも「カイリ! カイリ!」とチャントをもらった〝海賊王女〟がラケルにバックブローを連発する。ところが、巨体のラケルにカウンターのビッグブーツをくらって急失速。そのままテハナボムで叩きつけられ、3カウントを奪われた。
イヨとカイリは、試合後もリブとラケルから暴行を受け、イヨはリブからボコボコに殴られてしまった。女子ウォーゲームスでイヨと共闘したリア・リプリーが救出に駆けつけたが、ラケルに眼窩骨折している右目を狙われて実況席に叩きつけられた。
前哨戦は完敗。本番の王座戦でも巨体のラケルがリブの援護に介入することは間違いないだけに、イヨはどう巻き返すのか?
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。