原因不明の疾患を告白した陸上女子100メートル障害の日本記録保持者でパリ五輪代表の福部真子(日本建設工業)に対し、多くのファンからエールが相次いでいる。
3日に自身のインスタグラムを更新し、首のリンパ節に発症することが多い菊池病(組織球性壊死性リンパ節炎)と診断されたと公表。20~30代の女性に多く見られる病気で、多くは1か月ほどで自然寛解するものの、確立された治療法はない。
症状が出たのは10月で「首のリンパが触るだけで痛いし枕とかが当たるだけでも激痛。週1の頻度で熱が出ては下がってを繰り返して、なんか変だな」と疑問を抱いていた中で「11月8日ここから地獄の日々開始。39度の発熱→解熱剤→39度の発熱→解熱剤 ほんまにこの繰り返し。喉の痛みとか鼻水とか咳とかそうゆう風邪症状はなく、ただただ高熱とリンパ痛」と絶望の淵に立たされた。
その後、精密検査を受けて菊池病と仮診断された。11月19日に正式に診断が下ると、ドーピングに引っかかる可能性のあるステロイド治療をするか悩むも「申請さえすれば使っていい薬なわけだし、さすがにもうこの高熱の日々が限界すぎて」と使用を決断。現在も治療に励んでおり「公表するか迷ったけど、この投稿が誰かの役に立てばうれしいし私の経験も無駄じゃないよね」と前向きにつづった。
福部の発表文には多くのファンが反応。「無理せずゆっくりと回復に努めてほしい。完治した後の福部スマイルを見たいな」「目標を持っている真子さんだから大丈夫。簡単に大丈夫とは言ってはいけないけど、大丈夫だから」「まずは病気を治すことに専念してほしい」など励ましの声が上がっている。