ボートレース鳴門のGI「大渦大賞開設71周年記念競走」は3日に開幕した。
中村晃朋(33=香川)は初日5R、大整備を施して5コース戦に臨んだ。1M、鋭くまくり差してバックは3艇並走。2Mを先に回ると2周目ホームで斉藤仁を振り切り、白星発進を決めた。ピットに帰投すると「整備を手伝ってくれた整備士さんと、ファンの声援のおかげの1着です」と感謝しきり。
肝心の舟足は「最低限展開を突ける状態にはなったけど、上を考えるとまだまだ。ここからペラとかギアケースとか、細かな部品を替えたりしながら上積みしたい」と、さらなる底上げを図る。
当地は同じ四国地区とあって「準地元のようなもの」と思い入れも強い水面。「今年最後の鳴門だし、期待に応えたい」と気合は十分。粘り強い調整と気迫あふれる走りでファンを納得させるつもりだ。