企業も熱視線だ。卓球女子で世界ランキング7位の張本美和(16=木下グループ)が3日、東京・神田明神で、がんリスク検査「N―NOSE」のイベントに出席。激動の2024年を「今までの人生の中で一番濃い1年間だった」と振り返った。
イベントを行ったHIROTSUバイオサイエンスは、尿でがん検査ができるサービスを運営する企業。同社の広津崇亮社長が「弊社はベンチャー。どんどん研究開発しながら新しい製品を出して、今は日本でしか売っていないが、世界にもどんどん広げていきたい」と考える中で、世界の舞台で右肩上がりに進化を遂げる張本に共感し、今回のオファーに至ったという。
張本は一昨年3月の段階で世界ランキングが600位台。そこから、現在では1桁台に突入した。今夏のパリ五輪では団体戦銀メダル、アジア選手権では団体戦金メダルに大きく貢献するなど、周囲の期待は高まるばかり。現在はスポンサー契約を締結していないが、張本を高く評価する広津社長は「(契約の)可能性はあると思う。張本さんの夢がどんどん広がるのに合わせて、弊社も成長して、一緒に伴走できたら」と語った。
この日の張本は神田明神の御神殿で、来年の健康と活躍を祈願。「『健康に過ごせますように』と、卓球の目標で言うと『全日本選手権で優勝できますように』という願いを込めた」と明かした。2025年は、より成長した姿を見せつける。