フランス1部ルアーブルが、6歳サポーターを出入り禁止処分にしたと、同国紙「レキップ」が報じた。
きっかけは、MF伊東純也とMF中村敬斗が所属するスタッド・ランスをホームに迎えた一戦。0―3で完敗した中、6歳のサポーターは、スタンドから空の紙コップのようなものを投げ込んだという。広告ボードを越えたフィールドの端に着地したが、ピッチ内には届かず、誰にも当たらなかったとのことだ。
同紙によると、ルアーブル側は「少し悲しいことですが、私たちはこうした問題に対処し、さらに悪化した行為の前に行動する義務があります。私たちは人々の意識を高め、スタジアムがストレスを発散する場所ではなく、祝いの場であり続けるべきであることを示さなければなりません」との姿勢を示した。
行為は監視カメラの映像によって発覚。来年1月12日のRCランス戦まで出入り禁止となったが、両親は異議申し立てをしなかったという。それでもフランスメディア「Onze Mondial」は「スタジアムから子供を追放したルアーブル会長の狂気じみた正当性」と指摘した。
子供に対して、この処分は正しかったのか。フランスでは、判断の賛否が分かれているようだ。