人気バンド「DREAMS COME TRUE」の中村正人とデザイナーの丸山敬太が4日、大阪・阪急うめだ本店で行われた「KEITAMARUYAMA 30周年×DREAMS COME TRUE 35周年 記念祝祭『大衣装展覧会』―大阪LOVER―」(4~16日)のオープニングトークイベントに出席した。
今年30周年を迎えた「KEITAMARUYAMA」とデビュー35周年を迎えた「DREAMS COME TRUE」。2つのアニバーサリーが重なった特別な年に、大阪で過去最大級となるステージ衣装を中心とした80点以上の衣装を展示した展覧会がスタートした。
衣装デザインを手掛けてきた丸山氏は「(今回の展示の)準備しながら、何度も涙が出るような。人生を共に歩いてきたなと改めて感じることができた。コスチュームってすごいな。お客さんの気みたいな、ライブのいろんなものを吸ってる存在感が半端ない。ワーッと圧倒される」と感慨深げに語った。
衣装制作はクライアントワークだと明かした上で「吉田(美和)さんがファッションに通じているので、すべて吉田さんからスタートしている」と話す。メンバーはステージで動き回るためスニーカーを着用しているが、どんなエレガントな衣装でも吉田は「着こなす。洋服に愛されている」と絶賛した。
衣装は真空パックで保管されてきたという。
中村は「よく30年、衣装をとってきたな。世界中にアーティストはいるけど、ステージ衣装を完璧にとってきたのはドリカムだけじゃないかな。〝開封の議〟がありまして、30年前の空気と共に…。ありえない、化石を見つけるくらいのすごい奇跡であります」と興奮冷めやらない様子だった。
さらに「われわれのアーカイブを保管している場所で真空パックにして衣装を展示してるんですけど、今回そのまま持ってきている。真空パックのいいところは触れるんですよ。撮影もできるんで、これ初めてです。できるだけたくさんの人に来ていただきたい」とアピールした。