F1のRBに所属する角田裕毅(24)が、来季に親チームのレッドブルへ昇格することで首脳陣が合意したとドイツメディアが報じた。
セルジオ・ペレスの今季限りでの更迭が濃厚となり、現在は後任候補として角田と同僚のリアム・ローソンに絞られたと欧米各国メディアが報じている。
今季最終戦となるアブダビ・グランプリ(GP=8日決勝)後に〝昇格テスト〟が実施される予定の中で、これまで角田の昇格に最も拒否反応を示してきたクリスチャン・ホーナー代表が、重鎮ヘルムート・マルコ博士との協議の中で角田昇格の方針で合意したとの指摘が出ている。
ドイツの著名なモータースポーツジャーナリストであるフェリックス・ゴルナー氏は、同国メディア「シュポルト」で「2025年シーズン前にペレスが解雇された場合、RBのドライバーである角田裕毅がレッドブル・チームに昇格する」と主張。これは単なる臆測ではなく、内部情報をもとにしたもので「レッドブルでは現在、角田裕毅がペレスの後任になると予想されている。チェコの後任候補としては、現在彼がトップに立っている。そして、クリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコの両者は現時点では角田に傾いている」と角田昇格の方向性でレッドブル首脳陣が一致したと強調した。
レッドブルのチームとして決定がなされた場合、今後はアブダビGP後のテストで特に問題がなければ、レッドブルの株主などの承認を経て角田昇格が正式決定となる可能性がある。
これを受けて英メディア「スポーツバイブル」も「レッドブルのセルジオ・ペレスの後任が決まったと伝えられている」と指摘した。
最後の難関だったホーナー代表が、ついに角田昇格へゴーサインを出したのか。いよいよ角田の電撃昇格が実現へ向けて秒読み段階に入ってきたようだ。