大みそかの格闘技イベント「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)の第3部「RIZIN.49」の会見が5日に都内で行われ、RIZINフライ級王者の堀口恭司(34)がエンカジムーロ・ズールー(35=南アフリカ)を迎え初防衛戦を行うと発表した。
会見にオンラインで出席した堀口は「面白い試合をするのでぜひ会場に足を運んでください」と呼びかける。相手のズールーはアフリカの格闘技イベント「EFC」でバンタム級とフライ級の2階級王者で、9月のRIZIN初参戦で修斗2階級王者の新井丈に1ラウンドTKO勝ち。それだけに「相手は打撃がうまいのでそこに気を付けていろいろ組み立てていけたらなと思います」と警戒した。
カードが決まるまで名前は知らなかったとしつつも「映像見たらいい選手だと思って、すぐに対策を始めましたね。どんな選手でも強い部分はあるので。そこを何も言わさず倒すのが王者なんでしっかり倒したいです」と意気込んだ。
対するズールーは「RIZINから与えられた素晴らしい機会に興奮している。世界タイトルに挑戦するために堀口と対戦する。彼は現役王者で素晴らしい選手で爆発力がある。俺はこの試合で最高のショーを見せたい。12月31日を祝う花火は俺が打ち上げる。この機会に感謝している。南アフリカにベルトを持って帰るぜ!」とコメントした。
この日はほかにRIZINライト級王座戦「王者・ホベルト・サトシ・ソウザVS挑戦者・ヴガール・ケラモフ」、バンタム級次期挑戦者決定戦「元谷友貴VS秋元強真」、「伊澤星花VSルシア・アプデルガリム」、「武田光司VS新居すぐる」、「大雅VS梅野源治」、RIZIN甲子園決勝戦「横内三旺VS斉藤健心」のMMA戦6試合が発表された。