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【フィギュア】GPファイナル開幕前に露メディアが不満節「日本と競争できるのはロシアだけ」

東スポWEB 2024年12月5日 18時59分

5日に開幕するフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(フランス・グルノーブル)を前に、ロシアメディアが躍進する女子日本勢の現状に不満をのぞかせた。

GPファイナルはシリーズ上位6人で争うが、女子は6人中5人が日本勢。2連覇が懸かる坂本花織(シスメックス)、樋口新葉(ノエビア)、吉田陽菜、千葉百音(ともに木下アカデミー)、松生理乃(中京大)が出場する。

GPファイナルに日本勢が5人名を連ねたのは過去最多。これにはロシアメディア「sports.ru」も「ロシアがいなければ日本が支配することになる。彼らの強さは何でしょうか?」との見出しを立てた上で「日本女子の成功は長年にわたってしっかりと確立されてきたシステムの結果だ。初出場組は少なく、彼女たちの半分以上20歳以上だし(平昌五輪銀メダルの)エフゲニア・メドベージェワとも対戦している」と報じた。

さらに今大会の本命は坂本と明かし「3度世界女王に輝いた坂本がシリーズでは最高成績を収めた。2回の優勝を果たしている」と太鼓判。対抗馬には千葉を挙げ「安定感が際立っている。ウルトラCはやらないが、ルッツとフリップには自信があるので、後半は他のジャンプと組み合わせて跳ぶ」との見方を示した。

日本勢以外では米国のアンバー・グレンが出場する。同メディアは「日本人にとってのライバルはアンバー・グレンだ。トリプルアクセルも安定しており、大きな故障もほとんどない」と指摘するが、全体的に層が薄いと非難。「新規参入者の多い米国でさえ、選手層の厚さの点ではまだ日本と比較できない。日本と競争できるのはロシアだけだ」と言い切った。

とはいえ、現在のロシアの主戦場は国内のみ。再び日本勢と争いを繰り広げる日はいつになるのだろうか。

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