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石破茂首相 就任後初の衆院予算委で自民党幹部から〝オタク気質〟が出てない状況に「原点に戻ってほしい」

東スポWEB 2024年12月5日 19時49分

石破茂首相が5日、就任して初めての衆院予算委員会の集中審議にすべての閣僚と出席した。

テーマは「石破内閣の基本姿勢」。トップバッターの自民党・小野寺五典政調会長は〝政治とカネの問題〟を受けての政治家改革をめぐり「先の衆院選で与党が過半数にも満たない結果となり、野党とも協力する熟議の議論が必要です。少数政党として政策協議はどう受け止めているのか」と質問した。

石破首相は「選挙結果を謙虚に受け止め、誠心誠意『お願いですからわかってくださいな』という姿勢が必要です。民主主義のコストとは何か、誰が負担するのが正しいのか、民主主義の健全な発展のため謙虚に議論していきたい」と答えた。

政権発足から2か月が経過。自公が過半数割れして厳しい国会運営が強いられている。

小野寺氏は「私は長い間ずっと石破総理をみてまいりました。国民の皆さんに人気がある。なぜ石破総理が人気か。人の話を聞く、じっくり相手と向き合う。さらに、ちょっと〝オタク〟なところがある。何か身近な存在でこの人なら私たちの話を聞いていくれる。同じ目線で近くにいるおじさんとよく似ている。これが親しまれる石破さんの姿だと思います」と石破首相に優しく語りかけた。

最後に小野寺氏は「でも、総理になって2か月。残念ながらその良さが出ていないと思います。原点の〝石破茂〟に戻ってほしい。いま必要なのは地方をまわって車座でじっくりいろんな声を聞いて(国民と)思いを共有してぜひ、いい日本の政治にしてもらいたいです」と訴えて質問を終えた。

石破首相は小野寺からの直言に笑みを浮かべて聞いていた。

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