新日本プロレス5日宮崎大会の「ワールドタッグリーグ(WTL)」Aブロック最終公式戦で、「バレットクラブ・ウォー・ドッグス(WD)」のゲイブ・キッド(27)、SANADA(36)組が大会3連覇中の「毘沙門」(後藤洋央紀&YOSHI―HASHI)から5勝目を挙げ優勝決定戦(8日、熊本)進出を決めた。
勝った方が決勝に駒を進める大一番。4連覇を狙う毘沙門の連係に苦しめられるとSANADAが合体技消灯を浴びてしまったが、これはゲイブが間一髪でカットで間に合い九死に一生を得る。
1対2の戦況となったゲイブは隠し狭間から後藤の強烈なミドルキックを浴びてしまう。それでもダブルラリアートで2人をなぎ倒し、全員ダウンの状況を作り出した。
ゲイブの粘りで回復の時間を与えられたSANAD Aは、YOSHI―HASHIにドラゴンスリーパーを仕掛けていく。これを抜けられるとシャイニングウィザードを発射。デッドフォールは防がれたものの、SANADAがレフェリーの目を引き付ける間にゲイブが急所蹴りを見舞っていく。悶絶するYOSHI―HASHIに対しゲイブがパイルドライバーを見舞うと、ついにSANADAのデッドフォールがさく裂し3カウントを奪った。
11月大阪大会で「Just 5 Guys」を離脱。WDに電撃加入して最初のシリーズでいきなりタイトルに王手をかけたSANADAはリング上でマイクを握ると「1つだけ言わせてください。日本で一番ここ延岡が…嫌いです。オイ、延岡、シーユー・ネクスト・フ〇ッキン・タイム」と、かつての決めぜりふの極悪バージョンで大会を締めくくった。なおバックステージでは無言のSANADAに代わってゲイブがコメントしたのだが…あまりに下品すぎたためにさすがに割愛せざるを得ない。