元K―1王者の見解は? ボクシングのWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28=大橋)が5日、横浜市内の大橋ジムで同級10位ユッタポン・トンディー(31=タイ)との2度目の防衛戦(24日、東京・有明アリーナ)へ向けて練習を公開。「今回こそはバチッと倒して勝ちたい」と3戦ぶりのKOに闘志を燃やした。
その武居は、大みそかの格闘技イベント「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)で、ボクシングの元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(26=米国)と対戦する元K―1王者の安保瑠輝也(29)についても言及。この試合はボクシングルールのエキシビション戦として実施される。
練習後の武居に安保vsガルシアの勝敗予想を直撃すると「ガルシアの試合は見たことないんですよ。(WBA世界ライト級王者ジャーボンテイ)デービスに倒されたところぐらいしか」と苦笑い。だが、2分8ラウンド(R)で行われることを聞くと「じゃあ、分からないですね」と返答した。
K―1は3分3Rであることから「2分3Rか3分3Rならキックボクサーの安保選手の方が有利かなと思うんですけど…」と話しながらも「キックボクサーっぽくやれば、何とかなるんじゃないかと思う」と指摘。ボクシングの正攻法ではない戦いならば、スター選手であるガルシアを倒すチャンスがあるとの見方を示した。
K―1出身で現在はプロボクサーである武居は、どちらに肩入れするかは難しい立場。それでも「ガルシアは知らないですけど、安保選手とは面識があるので。頑張ってください」と縁のある安保にエールを送った。