米総合格闘技イベント「UFC310」(7日=日本時間8日、ネバダ州ラスベガス)で、アレシャンドレ・パントージャ(34=ブラジル)の持つUFCフライ級王座に挑戦する朝倉海(31)について、英国メディアが分析した。
海はUFCデビュー即王座戦という異例の待遇で決戦を迎える。海外でも注目されており、英国メディア「トーク・スポーツ」は「日本のスターはどんなファイターなのか」と特集を組んだ。
同メディアは海について「彼は格闘技ファンから熱い注目を受けている人物。彼がダナ・ホワイトらから非常に高く評価されていることは明らかだ。UFCで戦ったことがないにもかかわらず、朝倉は史上最高のMMAフライ級選手の一人と見なされている」と指摘。
ファイトスタイルについては「朝倉の正確なスタイルを特定するのはかなり難しい。知性を使って対戦相手を攻略するからだ。朝倉の戦いは同じものがなく、日本のスターは相手を無力化し、最も弱いところを攻撃する。つまり、朝倉がレスリングやグラップリングをしている試合もあれば、距離を保とうとする試合もある。これらの戦術は長い間世界中のMMAファンを喜ばせてきた」と高く評価した。
同メディアはまた、元UFCミドル級王者のマイケル・ビスピン氏が「TNTスポーツ」に語った話を引用。同氏は「この男はチャンピオンだ。彼は骨を砕くパワーがある。パンチもヒザも、アゴを砕くパワーがある。最後に彼を見たのはフアン・アーチュレッタとの対戦。それは美しいタイミングで、中盤に蹴り込まれた」とパワーに圧倒されたと語っている。
試合が近づき、ますます注目度がアップしているようだ。