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【体操】宮田笙子への処分は「会長による厳重注意」 パリ代表辞退の代償、猛省を踏まえて判断

東スポWEB 2024年12月7日 17時20分

飲酒と喫煙行為で今夏のパリ五輪代表を辞退した体操女子の宮田笙子(20=順大)への処分内容が明らかとなった。

日本協会は宮田に関する第三者機関の調査委員会からの報告書を10月31日に受領。協会内で報告書の内容を精査し、対象者への処分を決定した。7日の理事会で「倫理規程に基づいた処分は行わず、会長による厳重注意」と発表した。

当時19歳だった宮田はパリ五輪前の強化合宿時に飲酒と喫煙が判明。日本オリンピック委員会が定める「国際総合競技大会派遣規程」と日本協会の「日本代表選手・役員の行動規範」に違反したため、パリ五輪代表を辞退していた。

理事会内で協会側は「本協会運営体制に対していただきました再発防止策の提言を真摯に受け止め、協会として今後の運営の改善に努め、より良き体操界の発展に向けてまい進していく所存でございます」などとコメント。五輪代表辞退という大きな代償を払った上で、十分反省していることを踏まえての判断となった。

宮田は騒動後初の実戦となった9月の国民スポーツ大会で謝罪。「このたびは私がとった行動によってたくさんのみなさまにご迷惑をかけてしまい、深く反省しております」と切り出した上で「この件に対し真摯に向き合い、今後の競技生活を全うしてまいりたいと思います」と決意を新たにしていた。

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