新日本プロレスの棚橋弘至(48)が7日、熊本市内でトークショーを行った。
新日本は現在「ワールドタッグリーグ」を開催中。8日の熊本大会で優勝決定戦が行われる。大会前日となったこの日、棚橋は熊本では約1年ぶりとなるトークショーを開催した。昨年末の社長就任から激動の1年となったが「カレンダーを見たんですけど、今年は7日だけ休みましたね。でも、疲れないから大丈夫」と笑顔で振り返った。
来年の目標を問われると「プロレスラーの知名度というのは他の競合のジャンルも増えてきたので、好きな人が知ってるジャンルになってるんですけど、誰もが知ってるプロレスラーを世に送り出したいんですね」とキッパリ。「2000年代、ファンの皆さんに『ちょっと待ってください、俺くそ有名になります』って言ってたんですけど、誰もが知ってる有名レスラーが出てきてほしいですね。でもなあ…100年に一人の逸材でここ止まりだからな…。出てきてくれるかな」と苦笑しつつ、新世代たちの更なる飛躍に期待を寄せた。
また、会場のファンからは「これまで戦ってきて一番の強敵は?」と質問を受けた。棚橋は「コイツ、底が知れんなと思ったのがオカダ(カズチカ)。コイツ、プロレスが好きなんだなと思ったのが、内藤(哲也)。コイツ、もっとウエートガンガンやって筋肉つけたら最強なのになと思ったのが中邑(真輔)…なんですけど、クネクネし始めたらそっちはそっちでしなやかな動きの方が彼は合ってて、米国でスーパースターになってしまうというね」と、キャリアの中で数々の激闘を繰り広げてきた3人の名前を挙げつつ「一番手ごわかったのはやっぱり…うーん…僕ね、苦手選手がいないんです。逸材なんです」と〝棚橋節〟で切り返していた。