フィギュアスケート女子の千葉百音(木下アカデミー)が、目標とする選手像を明かした。
ショートプログラム(SP)2位で迎えたグランプリ(GP)ファイナル(7日、フランス・グルノーブル)のフリーでは139・52点をマークし、合計208・85点で銀メダル。初のファイナルで3位に入った世界女王の坂本花織(シスメックス)を上回ったが「自分のフリーの演技が完璧ではなくて、結構悔しい気持ちがいっぱいある」と顔をしかめた。
今大会は日本勢が過去最多の5人出場も、頂点に立ったのはアンバー・グレン(米国)。トリプルアクセル(3回転半)を着氷させるなど、大きなミスなくまとめ切った。千葉は「(私は)すごい緊張したところでループをミスしちゃうところが出てきた。そこをしっかり筋力でカバーできるように、アンバー選手みたいに心も体も、鋼の肉体になりたい」とリベンジを誓った。
休む間もなく、20日には全日本選手権が開幕する。「とりあえずは初出場で銀メダルを取れた経験を、この後の大きい大会に生かしていけるように頑張りたい」と決意を新たにした。