全日本プロレスの元3冠ヘビー級王者・安齊勇馬(25)が、無念の終戦を迎えた。
暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」Aブロックを2位通過した安齊とライジングHAYATOのアジアタッグ王者コンビは、8日の優勝チーム決定トーナメント準決勝でBブロック1位の宮原健斗&デイビーボーイ・スミスJr.と激突した。
安齊は現3冠王者スミスJr.と激しいエルボー合戦を展開すると、跳躍力を生かした鮮やかなドロップキックを決める。さらに宮原をフロントスープレックス、ジャンピングニーで追い込んだが、スミスJr.の雪崩式アバラッシュホールドを浴びて失速。
しかもHAYATOのスワンダイブ式ミサイルキックが誤爆すると、スミスJr.の岩石弾をくらってしまう。最後は宮原のシャットダウンスープレックスホールドで3カウントを許した。
試合後のバックステージでは「今年はベスト4止まり。来年こそ俺とHAYATOさんで必ず優勝します」と必死に前を向いたが、直後に井上凌に襲撃された。
シリーズ中もアジアタッグ王座への挑戦を表明されていた井上から「早く認めろ!」と迫られた安齊は「上等だ。次は完全に心をへし折ってやるよ」と返答。井上のパートナーは未定だが、V2戦で迎え撃つことが濃厚になった。