新日本プロレス8日の熊本大会で、タイチ(44)がKOPW保持者のグレート―O―カーンに挑戦を表明した。
TAKAみちのくとのコンビで「ワールドタッグリーグ」に参戦したタイチは、Bブロックで1勝6敗に終わり敗退。しかしその唯一の勝利がIWGPタッグ王者のオーカーン&HENAREからという価値あるものだった。
この日の大会ではTAKA、DOUKIとのトリオでオーカーン、ジェフ・コブ、ジェイコブ・オースティン・ヤングと対戦した。オーカーンの右膝攻めに苦戦を強いられながらも、バックブローからアックスボンバーで反撃。終盤にDOUKIがヤングをイタリアンストレッチNo.32で捕獲すると、タイチも聖帝十字陵でオーカーンのカットを許さずにチームの勝利に貢献した。
試合後のリング上ではKOPWのベルトをオーカーンの前に掲げて挑戦表明。オーカーンもこれを受諾し、年内の争奪戦実現が決定的となった。タイチは「もう逃げらんねえな。やろうぜ。去年の覇者差し置いて、お前が覇者になろうなんて。女子(鈴季すず)とやって最後って、それもいいかもしれないけどあと1回やろうや。2023覇者として胸貸してやるから、極上のルール用意しとけよ」と宣戦布告。
3年連続となる年末のKOPW争奪戦出陣に「俺も3年間の集大成、特別なルール考えて挑んでやるから。3年もやってるからな…俺もそろそろKOPWと決着をつける時が来てるのかもしれないな。連覇して気持ちよく終われたら最高だな」と闘志を燃やしていた。