ボクシングのOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者・中嶋一輝(大橋)と挑戦者で同級6位・辰吉寿以輝(大阪帝拳)が12日に東京・後楽園ホールで激突。元世界王者の渡嘉敷勝男氏、竹原慎二氏、畑山隆則氏がユーチューブ「ぶっちゃけチャンネル」の中で注目対決の行方を占った。
辰吉は元WBC世界バンタム級王者・丈一郎を父に持つサラブレッド。畑山氏は「辰吉さんの息子ですから。無敗だからね」「まさに、辰吉としては今までで一番の相手。一番の強豪であることは間違いない」と言えば、渡嘉敷氏も「お父さんのように名前を上げるか。勝てば注目されるよね」と注目した。
畑山氏は、試合展開について「中嶋君は打ち合うタイプ。これは当たったもん勝ち。お互いパンチがありますんでね。好試合が期待できる」と打ち合いを予想。竹原氏が「辰吉君は12ラウンドを経験したことない」と指摘すると、渡嘉敷氏は「(辰吉は)最後までいこうなんて考えてないと思うよ。当たればという覚悟でいいと思う。中盤ぐらいに勝負がつくのでは」と中盤決着を予想した。
勝敗の行方に関しては、畑山氏が「経験で言えばね。今まで戦っている相手を見ると、中嶋君の方がそれなりの相手とやっている」と王者有利としながらも「辰吉は持ってる男。下馬評では6―4で中島というのはしょうがない。ただ、辰吉はいろんな意味で持ってるんでね。そういう意味では期待しちゃいますよね」と挑戦者のベルト奪取に期待した。