松山競輪の大阪・関西万博協賛GⅢ「開設75周年記念 金亀杯争覇戦」は最終日の8日、12Rで決勝戦が行われ、松本貴治(30=愛媛)が勝利。優勝賞金520万円を獲得した。松本は11月防府以来、4回目(3日制1回含む)のGⅢ制覇。金亀杯は2021年1月の「71周年」以来、2回目。また、4日間の総売り上げは55億円超で目標の50億円をクリアした。
地元エースからファンにちょっぴり早いクリスマスプレゼントだ。四国作戦がハマった。先陣役の犬伏湧也、後位を固めた橋本強との作戦はシンプルに「突っ張って力を出し切ること」。1番車の松本がスタート取りに成功すると輪界屈指のダッシュ力を誇る犬伏が赤板から他派を出させず主導権を握った。深谷知広が2角からまくってきたが、3角でけん制して前に踏み込みVゴール。「ラインのおかげ。一番いい結果で終わってよかった」。
今年のグレード戦への参加は現時点ではこれで終了。1年間の激闘を「GⅠではまだ戦えない状態なので総合的に底上げしないといけない」と総括し、来年に向けて「GⅠで優勝することが目標なので毎日、毎日頑張りたい」とさらなる精進を約束した。