柔道女子48キロ級でパリ五輪金メダルの角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が今後の展望を語った。
8日に東京体育館で行われたグランドスラム東京大会のイベントに参加した角田は「最近の小学生は私が小学生の時より技を知っていて、本当に強いと感じる」と印象を口にした上で「なんか決勝前の(試合を)待っている時間はあそこに立たないと感じられない緊張感がある。あそこの緊張感はすごい嫌だけど、楽しいなというのを今ちょっと改めて感じたので、ちょっと試合したい気分になった」と笑みを浮かべた。
角田はグランドスラム東京大会の出場を見送ったが、来年6月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)を視野に入れていると告白。2~3月の国際大会や4月の全日本選抜体重別選手権が代表選考会になることから「そこに出ないと世界選手権は厳しいと言われている。(ヒザの)ケガと相談したい」と明かした。
イベントには男子81キロ級で五輪2連覇中の永瀬貴規(旭化成)も参加。去就については「現時点では決められていない」と明言を避けた。