今春に突如SNSで「デカ女ブーム」なるワードがトレンド入りし、話題となった。デカ女ブームに乗り、注目を集めるのがインフルエンサーのミシャだ。身長は182センチでヒールを履くと2メートルに迫る。カナダ人の父と日本人の母の間に生まれ、その端正なルックスと圧巻のスタイルはまさに異次元。そんなミシャがデカ女が故の恋の悩みやデッカい夢について語った。
今年の5月まで札幌のメイドカフェで働いていたというミシャ。身長182センチのメイドがいると噂になり、ミシャ目当てに全国からお客さんが来るほど人気があった。メイドカフェを辞め、インフルエンサーとして活動しようとしたタイミングでデカ女ブームが訪れた。
「Xフォロワー1万人を目標にしてたんですけど。デカ女がブームになってフォロワー数が4000人から8000人に増えました。一晩で倍ぐらいになりました」と注目を集めるようになった。コスプレイベントに登場すると“カメコ”が殺到し、3時間以上も撮影の列が途切れなかったという。
最近でも、ボーカロイドの初音ミクのコスプレをXで披露すると「1日で1万人ぐらい(フォロワーが)増えた。狙ってはいたんですけど、ここまでうまくいくとは思ってなかったです」と予想を超える反響に本人もびっくり。12月29~30日に開催される「コミケのない大晦日」に参加する予定で、新たなコスプレを披露するつもりだ。
だが、世の中はルッキズムに過敏になっており、「デカ女」は今の時代にそぐわないワードだろう。本人はどう思っているのだろうか。「本来だったら、ちょっとイヤ。今は悪い意味じゃなくて、いい意味で使ってくれている言葉だなって思います」と前向きに捉えている。
思春期にはコンプレックスもあった。「少女漫画とか読んでも基本的には男の子の方が背が高いし、『自分より背が高い女は無理』という男の子が多かったので全然モテなかったです」
父は195センチ、母は165センチ、弟は186センチと高身長一家。ミシャも4000グラムのジャンボベイビーで生まれ、小学6年生で168センチ、中学3年生で178センチ、高校3年生で180センチに到達。
恋愛では苦い思い出も。
「いい感じの人と初デートに行って、めっちゃ楽しかったんですよ。今度、ここに行きたいみたいな感じでメールしたら『ごめん。外を一緒に歩いたら目立ち過ぎて俺、無理だわ』って言われて…」
これまでは自分より身長の低い人としか付き合ったことがない。好きな男性のタイプは「普通に人間扱いしてくれる人。ミシャちゃんとしてではなくて、私を1人の女の子として見てくれる人が好きです」と恋に憧れる一面をのぞかせた。
インフルエンサーとして目指すは世界で活躍するタレントの渡辺直美。「渡辺直美さんはファッションアイコンだと思う。それの高身長バージョンみたいな感じになれたらうれしいです」と笑顔を見せた。
☆ミシャ 北海道出身。9月4日生まれ。札幌在住のインフルエンサー。趣味は温泉巡り、古着屋巡り、手芸。