来年1月2、3日に行われる第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に出場する東洋大の石田洸介(4年)がリベンジ宣言だ。
1年から活躍が期待されるも、2年の箱根駅伝は2区で区間19位。前回大会は出走を逃すなど、苦しい時期が続いた。11月の全日本大学駅伝も6区で区間21位と低迷したものの、同級生たちは「箱根駅伝で頑張ろう」と鼓舞。9日に同大・白山キャンパスで開かれた箱根駅伝の壮行会では「全日本大学駅伝以降からしっかり復帰して順調に練習を積み重ねている。チームでも攻めの練習をしっかり選手一人ひとりが臨めるような準備をしている」と現状を明かした。
4年間の大学生活は「苦しいことがほとんどだった。高校までとは違って故障の多い4年間だったし、精神的にも苦しい部分もあった」というが、同期の活躍に刺激を受けて復活。希望区間は往路と言及した上で「任せていただいた区間を全力で。区間賞を目指すことが結果的にチームの貢献にもなると思うし、自分が後続の選手に勇気に与えられる走りをすれば流れは変わってくると思う」と意気込んだ。
チームは19年連続でシード権を獲得している。歴史の継承へ「最低限でも20年連続でシード権を獲得することと、そして上位を目指してしっかり走りたい」ときっぱり。箱根路で名門の意地を見せつける。