元宮崎県知事の東国原英夫氏が10日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、亡くなった小倉智昭さんとの思い出を語った。
1990年代に小倉さんが司会をしていた「どうーなってるの?!」(フジテレビ系)に出演していた東国原氏は、小倉さんが経営していた焼き肉屋で食事をするなど、世話になっていたという。
東国原氏は「小倉さんがつくった文化は、本音の文化。ワイドショーで政治や時事ネタで、本音でトークをする。そういう文化の先駆けだった。テレビの世界でSNSをやっていたのは小倉さんじゃないか。報道とかワイドショーは特ダネをとってくる。『自分の足で稼ぐ』ということが根付いた。そのころの文化が今の〝凸〟、突撃ですね。善悪は別にして、小倉さんのスタイルが広く、局に文化として根付いたということじゃないか」と推察した。
数年前に千歳空港で一緒になった際には小倉さんから人生訓を学んだという。「『元気なうちに好きなことを全部やっておきな。年を取ったらもう体は動かない。思考力も視力もすべてのものが衰えてくる。おカネは全部使っちゃいな。ためて老後に使うなんて考えちゃダメだ』みたいなことをおっしゃって、それはすごく印象的だった」。
また、ゴルフ練習場で一緒になった際にはカツラの話となり「『取って見せてやろうか?』と。もうずいぶん前ですけど、開けっぴろげな、おちゃめな一面もありました」と小倉さんを偲んだ。