今年で51回目を迎えた「東京スポーツ新聞社制定2024プロレス大賞supported byにしたんクリニック」話題賞は、2024年のマット界でフィーバーを起こしたダンプ松本(64)、ブル中野(56)、岩谷麻優(31=スターダム)の3人に贈られる。
ネットフリックスドラマ「極悪女王」が社会現象になったのがダンプだ。「極悪女王のおかげで賞をもらえてうれしいです。現役の時(全日本女子プロレス制定の女子プロ大賞で)MVPだったことがあったんだけど、極悪だからと(長与)千種に譲ったことがあったの。だからすごくうれしい」と喜びのコメントを寄せた。
また、日本人女子で初めて米WWEの名誉殿堂「ホール・オブ・フェイム」入りしたブルは「現役時代は縁がなかったので、引退してから受賞するのは複雑な気持ちもありますが、こうして功績を評価していただきうれしく思います。私のWWEとダンプさんの極悪女王が重なって、一緒に受賞できたこともうれしいです」と語った。
岩谷はIWGP女子王者として年間の防衛を果たしただけでなく、5月には自身の半生を描いた映画「家出レスラー」が公開され、プロレスの魅力を伝えたことが評価された。「女子プロレス大賞を取れなかった悔しい気持ちが大きく、久しぶりに悔し涙を流しました」としつつも「おこがましい立場ではありますが、ダンプさん、ブルさんと一緒にこの賞を取ることができてうれしいです。今年は映画があって、IWGP女子の価値を高めたので、確かに話題を集めたと思うので」と胸を張った。
また、レスリング特別表彰は、今夏のパリ五輪で金メダルを獲得した次の8選手に贈られる。
女子53キロ級・藤波朱理(日体大)
女子57キロ級・櫻井つぐみ(育英大助手)
女子62キロ級・元木咲良(育英大助手)
女子76キロ級・鏡優翔(サントリー)
男子グレコローマン60キロ級・文田健一郎(ミキハウス)
男子グレコローマン77キロ級・日下尚(三恵海運)
男子フリー57キロ級・樋口黎(ミキハウス)
男子フリー65キロ級・清岡幸大郎(三恵海運)