米国防総省(ペンタゴン)のUAPおよびUFOの極秘データ収集プログラム「イマキュレート・コンステレーション」から漏えいされたとされるUFO画像が流出した。英紙デーリー・メールが10日、報じた。
同プログラム内の極秘UFOデータにアクセスした匿名の人物が、ユーチューブチャンネル「ストレンジ・ミステリーズ」を運営するネイサン・ラトヴァイティス氏に、UFO画像を含むデータを電子メールで漏えいした。同チャンネルが数十枚のUFO画像を公開した。
同プログラムの存在は、11月に開催された米下院のUFO公聴会で、証人として出席したジャーナリストのマイケル・シェレンバーガー氏によって証言された。このプログラムには、公開されていないUFOの高解像度画像が数千枚含まれているという。
ユーチューブで公開された白黒画像には、凝った装飾の付いた十字形のUFO、ブーメラン型の飛行翼、浮遊する熱源を持つ立方体、伝統的な空飛ぶ円盤、そして古典SFからそのまま飛び出してきたような飛行物体が写っている。
ラトヴァイティス氏は「匿名の人物は、これをユーチューブで公開する際には、自分のメールアドレスを削除するよう依頼してきました。しかし、そこには個人を特定できる情報は何も含まれていないと断言できます。人物によると、観測されたUAPは、従来の航空宇宙の水準をはるかに超える能力を実証しているそうです」と語る。
十字形の物体は、F―35ステルス戦闘機の高度なセンサーシステムを無力化できるほどの攻撃的な動きと高エネルギー放射を示すという。匿名の人物はメールに「高度な隠蔽や光学的屈折によると思われる形状変化が観察されており、これは『形態形成行動』と呼ばれ、環境や任務への適応を可能にする」と記したという。
他の形状のUFOについての詳細はほとんど明かされていないが、匿名の人物は、ほぼすべてのUFOが「媒質を越えた移動、非弾道運動、局所的な重力操作を実証している」と指摘した。
匿名の人物はラトヴァイティス氏への電子メールの中で「自身の主張を検証しなくて済むように、主流メディアではなくこのユーチューバーを選んだ。主流メディアは私の身元と資格の確認を要求するだろう。それはリスクを伴う。主流メディアは、この情報に関連する機密性のレベルと潜在的な報復に対処する準備ができていない」と述べたという。
この漏えいについて、UFOマニアの間では「情報量が少なすぎて適切に精査したり調査したりすることができない」「政府はどれほどのUFO情報を隠しているんだ」など、真偽を含め、議論になっている。