競輪・男子選手ユニホームのリニューアル発表会が11日、都内で行われ郡司浩平(34=神奈川)、松井宏佑(32=神奈川)が登場した。
ユニホームのリニューアルは22年ぶり。競輪の持つスポーツ性、アスリート性に沿ったデザインでフィット感、空気抵抗などに配慮した機能性も向上させた。素材はペットボトルから再生されたリサイクルポリエステル糸など環境に優しい素材を使用。ガールズケイリンのユニホームも手掛けた東京芸大・長濱雅彦教授がデザインした。
郡司は黒と赤を基調としたS級S班用、松井はその他の男子選手が使用するユニホームで登壇。郡司のユニホーム姿に松井が「とてもカッコいい。強そうに見えます」と話すと、郡司が「そう? 強そう?」と返すなど、和やかなムードでトークセッションが行われた。
郡司は「ユニホームが変わる節目にS班になれてうれしい。従来よりフィット感が強く、選手のことを考えて作ってもらえた。来年はこれを着られるのが楽しみ」。松井も「これを着て乗車フォームを撮ってもらったけど、前傾姿勢になった時の感覚が良かった。いいタイムが出ると思う」と話し、ともに実戦での使用を楽しみにしていた。
新ユニホームは、年末の静岡競輪グランプリシリーズ「寺内大吉記念杯」(12月28日~)で先行着用され、12月31日が節初日の開催からリニューアル。S班用は「KEIRINグランプリ2024」(静岡・12月30日)でグランプリ仕様の特別デザインとしてお披露目される。
なお、現行ユニホームの一部はクッション、バッグなどのアップサイクルグッズとして利活用され、残りはリサイクル処理される。