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安保瑠輝也と対戦のガルシア 母国メディアが激辛分析「たるんだ腹」「KOされてしまう」

東スポWEB 2024年12月11日 17時4分

大みそかの格闘技イベント「RIZIN DECADE」(さいたまスーパーアリーナ)でボクシングの元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(26=米国)が元K―1王者の安保瑠輝也(29)との対戦を控えるなか、母国メディアがガルシアの大苦戦を予想した。この試合は、ボクシングルールのエキシビション戦として2分8ラウンド(R)、69・4キロ契約で行われる。

米専門メディア「ボクシングニュース24」は「ガルシアの体重増加 安保戦と今後への影響」と題する記事を掲載。ガルシアが今週公開した練習動画を分析し、試合の行方を占った。同記事では「動画ではライアンは7か月前にはなかった余分な肉を隠すためにズボンを高く上げている。4月20日(デビン・ヘイニー戦)以来、明らかに大食いをしており、その効果が目に見えて表れている」と指摘する。

続けて「今週のトレーニング動画で、ライアンはたるんだ腹を隠すためにズボンを高く引き上げているようだ。これは、タイソン・フューリーのような中年男性が、腹を隠すためにトランクスを引き上げているときによく見られる動きだ。ライアンのこのような動きを見るのは衝撃的だ」と皮肉った。

さらに「ガルシアはこの試合のために体重を増やしたが、体重が軽かったころほど速くは見えないのでスピードが落ちる可能性がある。この2分間のラウンドはペースが速く、アンポに有利に働く可能性がある。アンポはパンチを打つ完璧なターゲットを手に入れた。それはライアンの胴体だ」と体重増加がマイナスに働くとの見方を示した。

また、ガルシアが体重超過を犯した4月のヘイニー戦を引き合いに「体重が増えたせいでガルシアは毎ラウンド全力で戦うことができず、体力を回復するために何度も休憩を取った。ヘイニーが相手ならパンチやプレッシャーをかけるファイターではないので、それで済むかもしれない。しかし、ライアンが忙しいファイター相手にそんな戦い方をすれば、KOされてしまうだろう」と指摘する。

その上で「ライアンが増やした余分な体重は筋肉ではないようで、彼にとって良くないかもしれない。アンポは、この8Rのエキシビションマッチを真剣に受け止めているようで、体調が万全でないガルシアにとっては厄介なことになるかもしれない」とスターボクサーの大苦戦を予想した。

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