ＳＴＡＲＴＯ ＥＮＴＥＲＴＡＩＮＭＥＮＴのタレントが２年連続で「ＮＨＫ紅白歌合戦」に出場しないことになり、スタート社とＮＨＫの関係が注目されている。ＮＨＫは紅白以外の番組ではスタート社のタレント出演に前向きとされるが、当のスタート社内で不穏な事情があるようで…。
旧ジャニーズ事務所の一連の問題についてＮＨＫは１０月１６日、創業者の性加害に対する被害者補償の進展が確認できたなどとしてスタート社のタレントの出演解禁を発表した。ただ、直後の同月２０日放送の「ＮＨＫスペシャル」で一連の問題を再び追及。その影響からか、今年の「第７５回ＮＨＫ紅白歌合戦」の出場者にスタート社勢の名前はなかった。
これにより、スタート社とＮＨＫの関係断絶も取りざたされたが、同局は紅白以外のドラマや他番組ではスタート社のタレントの出演に前向きとされた。
一方で、肝心のスタート社内でのっぴきならない事情があるようだ。
芸能プロ関係者は「旧ジャニーズ時代のマネジメント制と違って、スタート社のエージェント制ではタレントの意向が強く反映されるようになり、スタート社がタレントをまとめるのに苦労しているといいます。タレントの『Ｎスぺ』に対する反感は収まっていないこともあってか、ＮＨＫとの交渉、協議が進んでいないようです。このままではスタート社のタレントはＮＨＫの歌番組にも出演しないのでは？」と危惧した。
それほど〝Ｎスぺ砲〟の威力はすさまじかったようだ。