ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)がIBF&WBO同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)との防衛戦(24日、東京・有明アリーナ)を控えるなか、元世界王者がモンスターの階級転向について言及した。
元世界2階級制覇王者・亀田大毅氏(35)が自身のユーチューブチャンネルで、WBA世界ライト級王者ジャーボンテイ・デービス(米国)について取り上げた。デービスは来年限りで引退を明言したばかり。これに大毅氏は「見といてください。絶対引退しませんから。気持ちが変わったって、絶対に言う」と懐疑的な見解を示した。
一方で、デービスを巡っては海外を中心に井上との〝ドリームマッチ〟の待望論もあるが、大毅氏は「(デービスは)ライト級なんで、井上選手とフェザー、スーパーフェザー、ライト…3つぐらい違う。スーパーフェザーでも2つ違う。こうなってくると無理なんですよ。みんな世界で井上とデービスだと言ってるんですけど、戦うことはない。階級的に無理なんで勝てない。階級スポーツなんで。ケンカじゃない」と一蹴した。
その上で、井上が将来的に視野に入れる階級変更についても言及。「井上選手から上、フェザーからさらに上(スーパーフェザー級以上)って、やばい連中ばっかりなんですよ。(デービスは)それの中でのナンバーワン」「井上選手はめっちゃすごいけど、やっぱり日本人の体やもん。スーパーフェザーまでは無理やって。フェザーがマックスやと思う。フェザーもやばいので、スーパーフェザーまで行ったら、そこはもう…。そこは踏み入れたらダメ。体的にもサイズ的にもね」と力説した。