◇13位・河合佑樹(37=静岡)初出場
下関チャレンジカップでSG初制覇&グランプリ初出場を決めた。前検日の時点では賞金ランク49位。出場選手の中では〝最下位〟だった。ここから頂点に駆け上がり〝下克上″を完成させた。2012年に平尾崇典が43位からグランプリ出場を果たした例があったが、この平尾を超える〝史上最大の下克上″だ。
この大仕事を成し遂げた11月24日のことをこう振り返る。「あまり実感はないですね。緊張感はそこまで…。いつも通りのレースと思って行けたと…。フワフワしている感じはあったんですけど、それが緊張なのかどうかは分からなかった」
いよいよ初めての頂上決戦、未知の領域に足を踏み込む。「まだ未経験なので全てチャレンジャーのつもりです。グランプリはもちろんGⅠもそうですけど…。一走一走、全て全力で行くだけです」。