欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第6戦(11日=日本時間12日)、強豪のマンチェスター・シティー(イングランド)は敵地でユベントス(イタリア)に0―2で敗れた。直近の公式戦10試合で7敗目(1勝2分け)。22位まで順位を下げ、決勝トーナメント進出に向けて崖っぷちに追い込まれた。
マンCは後半8分に先制を許すと30分にも得点されて完敗。エースのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランドも不発だった。元イングランド代表DFリオ・ファーディナント氏は「マンCの優位性がこのように消え去るとは思わなかった。これほど優位なチームなのに、こんなに早く変わるとは驚きだ」と、強豪の長引く不振に戸惑っていた。
今季から大会形式の変わったCLはトップ8が決勝トーナメントに進出し、9~24位までがプレーオフに進むが、マンCは残り2試合で22位に順位を下げ、敗退圏クラブとは勝ち点差1。12―13年シーズン以来となる1次リーグ敗退の可能性も出てきた。
英メディア「BBC」は「決勝トーナメント進出に大きな打撃を受けた」「全大会を通じて過去10試合で1試合しか勝てず7敗目」とし、英紙「デーリー・メール」は「このみじめな低迷はどこで終わるのだろうか? 彼らはボールを支配し、試合をコントロールしていたが、致命的な欠点がまたしても残酷に利用された」と伝えていた。
ジョゼップ・グアルディオラ監督は「我々は良いプレーをした。CLが難しいことは分かっている」と語っていたが〝常勝軍団〟はチーム再建を実現し、決勝トーナメントに進めるだろうか。