新日本プロレス22日後楽園大会でKOPW争奪戦に臨む保持者・グレート―O―カーンと挑戦者・タイチ(44)がルールプレゼン会見に臨んだ。
KOPW争奪戦は基本的に双方が試合のルールを提案し、ファン投票で多数を集めた方が採用される。試合に先駆けて12日、双方のルールが発表された。
昨年のKOPW覇者で、年内最後の争奪戦となる後楽園決戦を制すれば2年連続の覇者となるタイチは「KOPW3年間集大成3本勝負」を提案した。年間を通じKOPW戦線を戦ってきたオーカーンを「メシ食ってばっかりとか、地方再生とかうたっておきながらIWGPの方に行っちゃうと…まあいいのかもしれないけど、ただ言ってることとやってることがメチャクチャだったのでね」と一刀両断。タイチが2022年から3年間にわたって関わってきたKOPWの争奪戦で採用された8種類のルールの中からくじ引きで3つを選んでの3本勝負をブチ上げた。その結果、1本目が「ノーロープ場外押し出しマッチ」、2本目が「金丸義信レフェリーマッチ」、3本目が「ラストマンスタンディングランバージャックデスマッチ」が選ばれた。
一方のオーカーンは「後楽園ホール再生マッチ」を提案。これは時間無制限、反則裁定なし、勝敗はピンフォールかKOのみのエニウェアフォールマッチ。さらにセコンドを何人連れてきてもOKで、敵側陣営の誰を攻撃しても認められるというルールだ。もちろんフォールできるのは対戦相手同士のみという条件が付く。
オーカーン属する「ユナイテッド・エンパイア」ではHENARE、カラム・ニューマンと負傷者が続出しているが、タイチ属する「Just 4Guys」も上村優也が長期欠場中だ。オーカーンは「Just 3 Guysになったんだっけ? もういらないだろ? 2年連続裏切られてるようなチーム。まあそれを解体するのも、後楽園ホールを全部使って、暴れて、ぶち壊して、再生させてやる」と挑発した。
タイチが「1試合で3つ見れるお得感…どうだ?」と自身提案ルールをアピールすれば、オーカーンは「こっちは何か所でも(試合が)見れるんだぞ? いろんな組み合わせが」と対抗。選ばれるのはどちらになるのか…。ファン投票は新日本プロレス日本語・英語公式アカウントにて13日午前10時から16日午前10時まで行われる。