引き抜かない、使わない。ＧＬＥＡＴの鈴木裕之社長が１２日、取材に応じＳＮＳなどで浮上している〝疑惑〟に対して異例の声明を出した。
ＧＬＥＡＴへの〝疑惑〟とはドラゴンゲート９日の発表を受けてのもの。団体の公式Ｘで「ＢＩＧＢＯＳＳ清水選手につきまして、重大な契約違反の疑いがあり、現在、事実関係について調査中です」として調査終了まで清水に無期限出場停止処分を下すとした。
この発表を受け、元ドラゴンゲートの選手が多数上がるＧＬＥＡＴによる「引き抜き」を疑う声が、ＳＮＳやニュースサイトのコメント欄をにぎわす事態になった。鈴木社長はこの〝疑惑〟を否定し「ああいう話が出るたびにそういう話が出ますけど、うちとしては引き抜いた事実はないです」と断言する。
これを踏まえ「ただ、こういうことがある度にドラゴンゲートさんのファンの方々が不安になるような事態は避けたいのでここで言わせてほしいです」と語気を強め、次のように続けた。「ドラゴンゲートさんを２０２３年７月以降に退団、契約解除となった選手の方が、今日（１２日）以降フリーや他団体さんを経由したとしても、ＧＬＥＡＴのリングに参戦することは絶対にないとお約束させていただきます。しかし、旗揚げから本日までＧＬＥＡＴに所属、参戦してくれた選手とはお互いの関係と契約が続く限りご一緒させていただきたいと思います」
処分の行方そのものも含め、今後の動向に注目が集まりそうだ。