◇10位・土屋智則(39=群馬)2年連続2回目
初出場となった昨年は6着2本でトライアル1st敗退。「何もしていないので何とも言えない。だから、収穫は何もないです。もし収穫があったとすれば、あの舞台を経験したということくらいですね」と渋い表情で昨年の苦い思い出を振り返る。
その一方で、その〝経験〟が大きいことも分かっている。6月の尼崎SGグラチャンを制して2年連続グランプリ出場をほぼ手中にした。「一度、出場しているのでリラックスして行けるかなという感じ。やってやる、という過度な気負いとか気合の入り過ぎということはないですね。その気持ちで行ったらとんでもないことになってしまったこともある。だから、あまりそういう気持ちを持たずにというのはあります。僕の場合、性格的に気持ちが入ったらダメなんでしょうね」と淡々と自己分析。その上で平常心で大舞台に臨む。
今年は同じ97期の西山貴浩も参戦。「出るからには最低、優出はしたい。西山がファイナルを経験しているので…」と同期コンビで切磋琢磨しながら頂点を目指す。